DIYで庭リフォーム かかった費用や時間、やったことのまとめ
7月末ごろに、我が家の中庭を「リフォーム」しました。
5月中旬くらいから時間があるときに少しずつ作業を行い、一通り完了したのが7月30日。
その後、10日ほど経過しておりますが、今のところ思った以上に快適に過ごせています。
どういう庭をどういう目的でリフォーム(DIY)したのか、また、かかった時間や費用などをまとめてみます。
庭リフォームの目的
今回の中庭リフォームの目的は大きく3つあります。
- 雑草対策がめんどくさすぎるのでどうにかしたい(除草剤を撒くのはめんどくさいし高い)
- いい感じのキャンプ椅子買ったし、いい感じの炉端焼き器買ったので、中庭でバーベキューとか焼き鳥がしたい
- 自宅で子供用プールを使うときに、できるだけ安全な場所で遊ばせたい
庭リフォームをする前はこんな状態。(水で地面がぐちゃぐちゃになって足が濡れてることに怒って泣いてる)
リフォームを終えてからは、こんな感じで遊べるようになりました。
庭リフォームでやったこと 大まかな流れ
具体的に庭のリフォームでやったことは、こんな感じです。
- 昔植えられた草(玉竜)の草抜き
- 細かい砂利の取り除き
- 土をならして平らな地面を作る
- 防草シートを敷く
- 庭石購入&敷き詰め
以下、1つずつ詳しく紹介します。
昔植えられた草(玉竜)の草抜き
まず初めにやったのが、むかーしむかしに植え込まれた草、玉竜(タマリュウ)を引っこ抜いてやって、土のむき出しの地面を作ること。
というか、今回の庭いじりに費やした時間は、大半はこの草抜きにかかった時間です。
何が大変って、この玉竜という草がとにかく「強い」
以前駐車場にも利用した除草剤を撒いてみても、この草だけは全く枯れない。
それどころか、雑草が死んだおかげでむしろ地面に余裕ができて玉竜は昔よりも増えてきた感じさえしています。
他の雑草は枯れたっぽいけど、玉竜には全然効果なし。一部だけ多少色が薄くなった?
で、仕方がないのでスコップを使って地面を掘り、草を取り除いていきます。
ちょっとずつスコップで地面を掘って、草を手で取り除いていきます。
タマリュウの根っこ。こいつが本当に強くて大変。
初日は、子守しながら、子供に水遊びさせながら地面を掘り返し、このくらい地面が掘れました。
取れた草をゴミ袋に詰めて捨てるまでで30分くらい。
30分1セットを何度か繰り返していたんですが、3回目に「掘った草はとりあえず外に置いといて土を乾かす。次回この草の根の土を払って捨てる」というサイクルの方が効率がいいことが判明。
それまでは土が多すぎて気になったので水道で土を流してたので、後片付けなども大変だったんですが、これでだいぶ効率アップ。
こんな感じで、決して効率が良いとは言えない試行錯誤を繰り返しながら地道に草取りを繰り返し、ようやく残りわずかなところまで到達。
最後には庭の奥にあった木も葉っぱを落として根っこを掘って、根性で引き抜き草取り完了。
サンダルを履いて木の根っこを引っ張るとか色々間違ってると思うのでオススメしませんが(やるつもりなかったのにやる気が出て一気にやってしまった)、木の根っこを引き抜くのを含め、回数にして5回、合計所要時間は3〜4時間程度でここまでできました。
肉体的にも時間の確保的にも大変だから細切れでやってましたが、一気にまとめてやってしまえば3時間以下で終わりそうな気がします。
ちなみに、今回草むしりをした庭の大きさは300cm x 330cmくらいのほぼ正方形で、9平方メートルくらい。
これは、のちに庭石を購入するときの分量の目安になります。
砂利などを取り除き地面を平らにならす
その後、ここに防草シート(草が生えにくくなるカバーみたいなやつ)を敷いて、その上に砂利を敷き詰めていくんですが、防草シートは敷く前にしっかり準備しておくことが大切らしいです。
地面のデコボコでシートに隙間ができると、その隙間で草が育ちやすくなったり、細かい石なども平らな地面の邪魔だし、シートが破れる原因にもなりかねない。
で、試しに軽く自分の足とかで地面を平らにしてみようとしたんだけど、全く平らになる気配がしない。
仕方がないので、庭いじり(ガーデニング)が趣味の父がいる実家に行って、それっぽい道具を色々借りてきました。
一度スコップで掘った地面も雨などで固まっていたので、スコップで軽く全体を掘り起こして
その後、こんな感じの熊手だとかレーキだとかと呼ばれる土いじり道具で地面をならしてやりました。
本当はもっときっちりしっかり石を取るのが大事なんですが、これ以上丁寧にやっても終わらないと判断し、ここで地面の整地は終了。
数日後の雨で、地面はこんな感じに落ち着きました。
見た目は悪いんですが、一応それなりに地面は平らに、なだらかになったと思ってます。
防草シートの勉強&購入
ここまで準備ができたところで、次にやったのが「綺麗にした庭に防草シートを敷く」ということ。
防草シートというやつの名前だけは漠然と知ってて、割とお高いものだと思ってたんですが、実は意外に高くない!
今回買った「エコナル」という防草シートは、幅1m長さ20mで、土に固定するためのピン、軍手、ハサミまでセットになってて、総額7000円弱で購入できました。
どんな防草シートを選べばいいのか
防草シートについて色々調べていき当たったのがこのサイトの防草シートの機能比較ページは大変にわかりやすかったです。
エコナル 防草シート 砂利下での施工 比較
で、これを見る限り中途半端に安い防草シートを買って苦労するくらいならば、ある程度お金を払って草むしりと無縁の生活を送りたいと感じました。
で、このサイトを見てみると、「ザバーン」という名前の防草シートがとにかく最強で、むき出しで地面に敷いておくだけでも「長期間(8年の実績あり)」雑草が生えないし、砂利下での使用に関してはシートが劣化せず、半永久的に効果を維持してくれるらしい。
正直、半永久的という言葉はさすがに言い過ぎだと思うんですが、むき出しで8年大丈夫だったのならば、砂利の下ならば少なくとも10年以上は雑草がほぼ生えない状態を維持できるんでないだろうかと思いました。
また、後から知ったことですが防草シートを敷いておくと、防草シートがあることで砂利が地面に埋没せず、綺麗な状態も維持しやすいという副次的な効果もついてくる模様。
水はけに関しても「元々の地面の水はけさえ悪くなければ」問題ないみたいで、敷いたばかりの新品の状態の時は水を弾くみたいですが、自然に馴染んで来るみたいです。
そんなこんなで色々調べてると、もう1個良さげな防草シートを発見。
ザバーンという防草シートは世界中で使われまくってるみたいで、これはもう十分に良さげなんですが、これよりも安い「エコナル」というやつが、ザバーンと同じレベルの性能でありつつ、さらに値段も安いという見るからに良さげな製品。
主な違いを比べるとこんな感じ。
高いザバーン | エコナル | 安いザバーン | |
---|---|---|---|
㎡単価(最安比較) | 380円 | 250円 | 245円 |
強害雑草への強さ | ○ | ○ | △ |
駐車場の砂利下 | ○ | × | × |
大雑把に言えば、エコナルという防草シートは、駐車場の下に使う場合でなければ、ザバーンと性能は一緒で値段は安いと言える素晴らしい製品だったのです。
難点は、ザバーンは割とどこのネットショップでも見つかるけど、エコナルを売ってるところはほとんど見つからない、というところくらい。
楽天で買えれば余ってるポイント使えるし、住所の入力とかいらないから楽なんだけど、エコナルが売ってる楽天のショップは見つからず。
色々悩んだ挙句、結局このアイエイチエスというお店のコンテンツにも大変お世話になったし、防草シートを固定するピンなんかも付属してくるし、何よりも値段も安く済むということで、このお店で1m x20mのエコナル防草シートを購入。
防草シート 資材販売 アイエイチエス ザバーン、モッコ、バークチップ、除草剤 造園
送料無料で、お値段6808円でした。
防草シートを庭に敷く
防草シートが届いたので、これを庭に設置します。キャンペーンかなんかで、防草シートを止めるピン、軍手、防草シートカット用のハサミも一緒についてきました。
庭の草抜きは子守しながら1人でずっとやってたんですが、防草シートを敷くのはちょっとめんどくさそうなので、奥さんと一緒に2人でお仕事開始。
順番に防草シートを地面に広げていきます。
一旦ざっと広げてからハサミで10cmくらい余裕をもたせてカット。
隅を軽くピンで固定していきます。
金槌は自分で用意する必要がありました。これを手でどうにかするのは無理だと思います。
さらに、我が家の庭の隅の方はコンクリートの土台に使われた名残?なのか、所々浅いところにコンクリが埋まっており、一部のピンは一番奥まで刺さりませんでした。
最後までピンをさせなかったのは隅っこだけなので、もうこれは「防草シートを固定できてるからいいや」ってことで諦め。
また、多分水はけは問題ないと思うんだけど、水道の下にある排水口に関しては「プラスチックのガーデニング用のネット(300円くらい)を用意して、その部分だけ防草シートをハサミで切り取ってやりました。
ハサミ仕事は奥さんの担当です。(ハサミは俺より奥さんが圧倒的に上手に使いこなせる)
排水口のところだけ穴開けた状態。
その後、順番に防草シートを敷いていって、最後はこんな感じ。
砂利を敷く場合は1m間隔くらいで固定ピンを打つと良いとのことです。
そして、防草シートを重ねる時は10cmくらい重ねるように、とのことでした。
2人がかりで30分、延べ時間にして1時間程度で終わりました。
余談ですが、この時に奥さんがラッシュガードを着て外仕事してたのを見てラッシュガードの便利さを知りました。
海で着るものだと思ってたラッシュガードが夏の日差し対策に普通にすごく役に立った | ごりゅご.com
石を敷いていく
そしてここからついにようやく最終段階。
ホームセンターで大量の庭石を買ってきて、庭にばらまいていきます。
ホームセンターの説明では、1袋10kgの庭石が、1平方メートル当たり6袋必要とのこと。
中庭はおよそ3m x 3mの9平方メートルあるため、単純に計算すると54袋(540kg)購入する必要があります。
ただ、本当にそんなに大量の石が必要なのか疑う気持ちもあったり、石を買いに行った日があまりにもクソ暑い日だったり、車にそんな大量の石が乗せられるのかわからなかったりで、とりあえず15袋だけ購入。
15袋の石でこのくらいの分量。
夏真っ盛りのこの時期にこれだけの石を買ってきて運ぶだけでも結構な重労働だったんですが、15袋分の石を実際に庭に撒いてみたらこんだけしかない…
足りないとは思ってたけど、15袋の石はこれだけにしかならんのか…
と、諦めて仕方がないから30袋(300kg)買い足し。
300kg分の石を積み込んだら、後ろのバンパーが地面に触れそうなくらい後部が沈み込んでいました。
で、追加の30袋をばらまいて出来上がったのがこの状態。
あれ、なんかまだ石が足りないなーって感じがしてよく考えて気がついたんですが、54袋必要なのに勘違いして合計45袋しか買ってませんでした。
ちゃんとホームセンターの言うことを信じて、最初っから必要な石をまとめて買っておけばこんな失敗をしなかっただろうに、めんどくさがってむしろ失敗した、という典型的な残念パターンです。
(車に石が乗らなくても、うちの近所のホームセンターではどこも無料で軽トラを貸してくれる)
とりあえずこの日は一旦これでおしまいにして、後日庭石を9袋追加して、最終的にはこんな感じになりました。
ちゃんとホームセンターの説明に書いてあった通り1平方メートル当たり6袋使うときちんと綺麗に石が並んでくれます。
ホームセンター往復、
自宅での石の積み下ろしと、石をばらまくのにかかった時間が、3回合わせて3時間くらい。
ホームセンターの往復が3回合計で1.5時間くらい。
合計4.5時間くらいかかった計算ですが、ホームセンター往復を1回で済ませられれば、2.5時間くらいで終わるかな?って感じです。
庭石は、1袋税込300円で、54袋で合計16200円でした。
まとめ
この中庭リフォームにかかった時間を合計すると、大人1人で7〜8時間くらいの計算。(一気にやれば5〜6時間で終わりそう)
かかった費用は、防草シートと庭石の購入費用が合計で23000円。
業者の見積もりなどは取っていないので料金は比較できないんですが(半ば趣味として考えたら)安価に、そしてそれほど時間もかからず完了したのではないかと思います。( どのくらいの時間を費やしたのかはきちんと記録を取ってます)
もう少し庭石を増やしてもいいかなーとか、バーベキューするには椅子だけじゃなくて机もいるやんて気がついたりとか、暗い時には照明も欲しいよなーとか、中庭に出にくいからウッドデッキも欲しいよね、とか、まだまだ色々やりたいことはありますが、2.5万円程度+丸っと1日分の肉体労働で庭がいい感じになったことには結構満足をしています。
ビフォー
アフター